Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

2023-01-01から1年間の記事一覧

究極の仕訳人

睡眠は、私たちの生活のリズムを形作る最も重要な部分となっています。質の良い十分な睡眠が取れないと、健康や生活の様々な部分に悪影響が出てきます。 最近の睡眠研究によると、睡眠は長期記憶の形成に重要な役割を果たしているということです。長期記憶と…

和解の務め

人生の中で最も難しいことの一つは、古い心の傷に別れを告げることでしよう。「あなたが、私や家族、先祖、友人にしたことは絶対に忘れない。絶対に赦さない。あなたはいつか後悔するに違いない」と言ったり、少なくとも心に思ったりするものです 時には、私…

私は自分のものではない

私たちは自分の生涯を自分の思い通りに生きたいと思います。しかし、自分のものだと思う自分の生涯が、案外自分の思い通りにはならないのです。 生まれる日を決めることができず、両親を選ぶことも、性別や名前を自分で選ぶこともできませんでした。自分の性…

信・望・愛の三重奏

クリスチャンは信仰、希望、愛によって特徴付けられます。信仰はキリストが達成したことの“すでに”の部分を理解します。希望は彼の救いの“まだ”の部分を待ち望みます。そして、愛はそのあいだの私たちの人生の“今”を特徴づけます。“すぐに”というのは年代的…

裁かないでそこにいる

人々にレッテルを貼ることか当たり前になってしまっている社会では、裁かずにそこにいるということは、ほとんど不可能のように思われます。けれども、裁かないということは、深い霊的な生活の最もすばらしい果実です。和解を待ち望んでいる人々には、すぐに…

礼拝を捧げることが持つ力

主イエスがエルサレムに近いべツレヘムでお生まれになって、暫くたった時、メソポタミアの占星術師たちが幼子の主イエスを礼拝するためにやってきました。彼らは異教徒でしたが、不思議な星の出現によりユダヤ人に新たな王が生まれたことを悟り、その星に導…

受肉した神、外からの突入者、最も低い扉からの入場者

歴史の中の彼の誕生 「…生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。」(ルカ1:35)。イエス・キリストはこの世からではなく、この世に生まれました。彼は歴史の中から出現したのではありません。彼は外部から歴史に突入したのです。イエス・キリストは人類…

人類以上の生命のため

イエスが処女より生れたまいしは、神が普通の出産法を賤(いや)しめたもうたからではない。人類以上の生命をこの世に持ちきたすために必要であったからである。贖罪(しよくざい) はキリスト降世の唯一の目的ではなかった。これ罪の世に現われたまいし、第二の…

クリスマスの決心

神はこの世にくだりたまえり。 ああわれも行いて彼に仕えん。 彼は王宮においてあらず。彼はまた金冠を戴(いただ)かず、 彼はいまなお襤褄(らんる)につつまれてあり。 億万の貧児はみな彼なり。余は余の黄金、乳香、没薬(もつやく)を彼らに捧げん。痛き棘(い…

光は闇に

私たちの人生は、 しみや痛み、幻滅、喪失、悲しみでいつばいです。けれども、同時に私たちの人生は、「稲妻が東から西へひらめき渡るように」 (マタイ24:27)来られる人の子のヴィジョンによって特徴づけられてもいます。人生の旅路において、 神が私たちと…

経験に基づく信仰? それとも真理に基づく信仰?

イエス・キリストはあなたの経験の主ですか、それともあなたは自分の経験を主よりも優先しますか?あなたにとって主より大切な経験はありますか?あなたは神があなたの主であることを認めなければならず、神が主ではない経験には一切注意を払わないでくださ…

自分の神体験は他人のため

時が満ちて神を体験すると、私たちは、神と共にいたい、体験した神を他の人たちにも宣べ伝えたいという願いを生涯にわたって持つようになります。 イエスの死後何年もしてから、ベトロはタボル山での体験を自分の証しの原点として語っています。「わたしたち…

カビで腐ったミカンを握りしめる神

……みかんにカビが発生します。カビの生えたみかんは、見つけるとすぐに捨てます。他のみかんにカビが移るからです。カビが生え、腐ってしまったみかん、それは誰でしょう? それは、神が選んだイスラエル、神が選んだ者たちです。それは、わたしです。あなた…

あなたは状況の奴隷ではない

無実の罪で捕らえられた人が世の権力者の前に引き出された時、何と言うでしようか。「私は無実です。早く真実を明らかにし、私を解放してください、と言うのが普通だと思います。しかし、伝道者パウロは、2年以上も無実の罪で牢獄に繋がれ、鎖で手錠や足かせ…

いのちの選択=蒔く種の選択

地獄を第二の死として見ると、中世の美術や文学によくあるような、永遠の苦しみや拷問といったイメージは取り去られます。地獄は、悪いことをした罰というよりも、いのちを選ぶことに対する拒否であるということがはっきりします。実際、黙示録が永遠の死に…

神は、サンタでも警官でもなく、放蕩息子の帰りを待つ父

地獄は刑罰の場所、天国は褒賞の場所として表されることがよくあります。けれども、このような発想だと、私たちは、神を警察官かサンタクロースのように考えがちになります。警察官は、私たちが間違いをすると捕まえようとし、間違いがあまりにも大きくなる…

真の助言者とは

あなたが神の絶対的な真理であると信じていることを自分自身に述べるようにしてください。そうすれば、神がそれをあなたを通して他の人に伝える機会を神に与えることになります。問題なく信じることができたことを考え抜くことによって、常に自分の心を徹底…

愛には理由はありません

小さな子どもの親に対する認識と信頼には驚くべきものがあります。 まさに、神秘な関係、 これが親子の関係です。 子どもは親が自分の親であることを信じて疑いません。自分に必要な食物を与え、衣服を着せ、危険から守ってくれる。小さな子どもは、親が自分…

多事動揺のうちに大工事が進む

信仰の生涯は外面の無事平隠なるに対して、内部は多事動揺の生涯である。神を信じ、彼の黙示に接し、 彼の約束に与り、しかもその約束の速かに実行せられざるより、ある時は彼をうたがい、時にあるいは全く彼と離絶せんとする。ここに忍耐の必要が起り、信じ…

遅延をも用いられる神

時に私たちは自分の歩む途上で生じる遅延に対して怒りや欲求不満を感じます。ベストの奉仕ができるはずのときに、さまざまな妨害を感じたことはないでしようか。しかし現実は神はあらゆる遅延さえも用いることがおできになります。主は完全なタイミングで、…

ズバリ「天国」「永遠のいのち」とは!

大抵の日本人は、家族や友達が死んだら「天国に行った」と言います。「天国から見守ってくれる」と言います。しかし、 ここで「天国」と言われるものは、 一体どのようなものなのでしよう? 死んだ父母や、家族、親しい友人、 そういう人たちが、病むことも痛…

律法主義で失うもの

聖なる方の怒りを意識した場合に、本来律法を与えられた神に目を留めるはずが、いとも簡単に律法それ自体へと心が逸れていきます。それはちょうどアダムとエバの目が創造者なる神からちっぽけな園の中央の木に目を奪われたのと同じです。アダムとエバはあの…

狂信とは知識のない熱意です

確かに、教会は常に「熱意」と呼ばれるものを恐れてきました。ジョン・ウェスレーと彼の友人たちは、このことをよく知っていました。なぜなら、司教たちが彼らを「熱狂者」として無視したたからです。しかし、熱意はイエスの真の弟子全員の本質的な特徴です…

悔い改めは先行する恵みに気づくこと

自分の罪を悔いたために赦されたと思うなら、私たちは神の御子の血を足で踏みにじることになります。私たちの罪を赦し、罪を忘れるてくださるという神の約束の深さの唯一の理由は、イエス・キリストの死です。私たちの悔い改めは、キリストが私たちに備えて…

全員をではなく、誰か一人を大切にする

全ての人を自分より優先することはできないかもしれない。 しかし、誰か一人の人を自分より優先することはできるかもしれない。全ての人に仕えることはできないかもしれない。 しかし、 誰か一人の人に仕えることはできるかもしれない。 私たち一人一人に託…

理性を働かせない感動は消えていく

真理は芥種(からしだね)のごとくにして、永遠にまで生長するものなり。キリストの救いということは真理なり。 ルーテルこれを聞いて起ち、 バンヤンこれを開いてはじめて安し。されどもルーテルをしてルーテルたらしめたるは、単に師父スタウピッツの一言に…

ポリュカルポスの殉教

スミルナ教会は苦難の教会でした。イエスは彼らに、彼らの苦しみ、貧困、そして敵の中傷を知っていると断言します。おそらく彼らの苦しみは皇帝崇拝に関連していたと思われます。スミルナはティベリウス皇帝に敬意を表して自分の神殿を自慢したからです。時…

死は出産と同様、いのちに至道

私たちは一生の内で、死の準備をしなければならなくなる時があります。年を取ったり、重い病にかかったり、あるいは大きな危険にさらされたりすると、もはや単にどうすればよくなるかということだけに、気をとられているわけにはいかなくなります。「よくな…

死を迎えるいのちを延ばそうとしている?

私たちは、復活されたキリストと共にいることを望んでいるでしょうか。この新しいいのちを待ち望む代わりに、私たちの多くは、いずれは死を迎えるいのちを延ばそうと、できる限りのことをしているのではないでしようか。けれども、私たちが霊的な生活ーー復…

アドベントの優先順位を!

主の前にもだし、耐え忍びて主を待ち望め。(詩篇三七・7) クリスマスの時節が近づいています。キリスト降誕を祝うために私たちの心を整えるべき時です。私たちはせわしなく心騒がせ、準備のできないままでクリスマスを迎えてはなりません。アドベントはス…