「信じる」とはこの場合においては知識的に是認することではない。また感情的に信頼することでもない。キリストを信ずるとは、彼の神格の中にわが人格を投入することである。そうしてわれを無き者として、彼をしてわれに代わってわがうちにあらしむることで…

キリスト教では、心の戸を開いてキリストを迎え入れるようにと勧められることが多いです。（中略）しかし、自分の心の鍵を失ってしまうということがあります。（中略）自分の心の鍵がどこにあるのか分からなくなってしまうのです。心の戸を開けたくても、ど…

清い心とは一つのことを願うことです。イエスは、天の父のみ心を行うことだけを願われました。（中略）イエスの心には分裂がありません。ふたごごろや隠された意図がありません。イエスにあるのは、神との完全な一致からくる内面の完全な一致です。イエスの…

物乞いの人がお金を求め、あなたがかわいそうに思って何かをあげても、それは憐れみ深さとは違います。憐れみ深さは共に苦しむ心から生まれます。憐れみ深さは相手と等しいものになろうとすることから生まれます。イエスは私たちを見下そうとはされませんで…

母親が乳飲み子を胸に抱いて見つめ合っている姿、 そこには他の者には決して入り込むことができない一体としての関係があります。 また、母親が胎の子を慈しみ、話しかけるのを聞く時、 そこに二つでありながら一つのいのちがあることを私たちは見ます。 主…

詩人、地主にいうていわく「土地はなんじのものなり、されども風景はわがものなり」と。神の天然を楽しむに、山林田野をわがものとするの要なきなり。詩人、政治家にいうていわく「政権はなんじにあり、教権はわれに存す」と。 人の心を支配するに軍隊、警察…

幻は、人に語るべきものではありません。退屈な人生を楽しくさせる、大袈裟な内容の噂になりやすいからです。それに昨今の斬新なものに対して欲深い世界の中でさえ、宣伝のために使えるわけではないからです。 幻とは、信仰を補助するようなものであって、強…

…イエスは貧しい方です。イエスの貧しさは、経済的、社会的貧しさをはるかに超えるものです。力より無力を、守ることよりも無防備を、自足よりも頼ることを自ら進んで選ばれるゆえに貧しいのです。かの有名な「キリストの賛歌」が美しく語っています。「キリ…

三位一体の神のうちには完全でかつ親密な相互の交わりがあります。その交わりの中でお互いが自分以外の人格に栄光を与えるために存在しています。これこそが神が私たち人間との関係において望んでおられることです。神はご自身の主導権の下で私たちが行動す…

野の百合花（ゆり）の、つとめず紡がずして色を呈し、香を放つがごとくに、イエスは学ばず究めずして深き真理を供したまえり。雪山12年の苦行の結果にあらず、ナザレ30年の曇りなき成育の余韻なり。これ清風の香気あり、また山を走るかもしかの自由あり。 （…

神は、私たちを自由な存在として創造してくださいました。自由とは、自分の好き勝手なことができるという意味ではありません。痛みや苦しみの中で、なお、人を祝福することができる自由、痛みや悲しみの中で、人の癒しを祈ることができる自由、誘惑の中で清…

There are certain things in life that we need not pray about—moods, for instance. We will never get rid of moodiness by praying, but we will by kicking it out of our lives. Moods nearly always are rooted in some physical circumstance, not …

救いは何かを得ることではなく自分をささげることだという観点に立って捉え直すことができるようになります。私たちが真に求めているのは物ではなく花嫁である主イエスです。私は人間が罪を犯さなかったとしてもキリストが来られたに違いないという考え方が…

列王記第二8章41 同様に、あなたの民イスラエルの者でない異国人についても、その人があなたの御名のゆえに、遠方の地から来て、 42 彼らが、あなたの大いなる御名と力強い御手と伸ばされた御腕について聞き、やって来てこの宮に向かって祈るなら、 43 あな…

The transfiguration was completed on the Mount of Ascension. If Jesus had gone to heaven directly from the Mount of Transfiguration, He would have gone alone. He would have been nothing more to us than a glorious Figure. But He turned His …

No sin is worse than the sin of self-pity, because it removes God from the throne of our lives, replacing Him with our own self-interests. （My Utmost for His Highest, Oswald Chambers）

賜物は他者のため共同体のために与えられるものです。…聖徒をを整え完全な者とし、他者に仕えるために、キリストは賜物をお与えになる…私たちの賜物は他の人がイエスをもっと親密に知るためにあります。 （エマオの道で デニス・キンロー）

地は人類の住所なりという、しからざるなり。 地は人類の墓地なり。 （一日一生 内村鑑三）