Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

礼拝を捧げることが持つ力

 主イエスエルサレムに近いべツレヘムでお生まれになって、暫くたった時、メソポタミア占星術師たちが幼子の主イエスを礼拝するためにやってきました。彼らは異教徒でしたが、不思議な星の出現によりユダヤ人に新たな王が生まれたことを悟り、その星に導かれてユダヤまでやって来たのでした。
 しかし、そこで彼らは星を見失います。常識に囚われ、王は王宮にいると思い込んだからです。そして、狂気の殺戮者へロデ王のところに行ってしまうのです。彼らはヘロデに言いくるめられて、知らず知らずのうちにヘロデのスパイに仕立て上げられてしまいます。しかし、東方で見た星が彼らを先導し、 ついに幼子を捜しあてることができました。
 彼らは主イエスに捧げ物をし、礼拝します。 しかし、このことが彼らの人生を変えることになるのです。彼らは不思議な夢を見、 ヘロデのところに帰るなとの示しを受け、 別の道をとおって自分のところに帰って行きました。自分の判断に頼って神の導きを見失い、悪魔の術策に陥ってしまった者が、主イエスを礼拝することをとおして、 神の導きの道を歩む者と変えられる。悪魔の道を離れ、 命の道を歩む者と変えられるのです。
 主イエスを礼拝する、 これは、 私たちの存在のあり方を根本から造り変える出来事です。主イエスが私たちの王となるからです。 私たちの王は、 私たちを悪魔の落とし穴から救い出し、 命の道へと導いてくださる。 王と同じ道を歩む者へと導いてくださるのです。

 

(366日元気が出る聖書のことば 岩本遠億)