Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

究極の仕訳人

 睡眠は、私たちの生活のリズムを形作る最も重要な部分となっています。質の良い十分な睡眠が取れないと、健康や生活の様々な部分に悪影響が出てきます。
 最近の睡眠研究によると、睡眠は長期記憶の形成に重要な役割を果たしているということです。長期記憶とは、覚えてもすぐに忘れて行く短期記憶とは違って、安定した記憶として脳内に保存され、私たちの人格を形成して行くものです
 睡眠中、脳は休眠しているわけではなく、 一日の間に起こった様々な出来事を整理し、長期記憶として保存すべきものと、記憶から消し去るものを仕分けしていると言います。嫌なことがあっても、次の日の朝、 さつぱりした気持ちで目覚めることができるのは、 嫌なことを経験して作られた脳神経の連結が弱くなるからです。 逆に、良い経験の記憶が睡眠中に強められ、 長期記憶として残されるなら、 それは素晴らしいことだとは思いませんか

 しかし、私たちは、睡眠中に自分の脳をコントロールすることはできません。どのような経験が長期記憶として残るかは、私たちのカの及ばないところで行なわれているのです。
 神様は、昼と夜を造り、夜眠るものとして私たちを創造してくださいました。それは、私たちが夜眠っている間に、ご自身の御手を私たちの頭に置くためではなかったでしょうか。痛みや恐れの記憶を取り去り、喜びと祝福の記憶で私たちを満たそうとするお方がいる。 このお方が、私たちが眠っている間に私たちを訪れてくださるのです。

 この一年、長く記憶に残したいと思う出来事も、忘れてしまいたいと思う出来事もあったと思います。眠るとき、その全てを神様にお委ねしてみませんか。私たちが眠っているときに、私たちを訪れ、御手を置いてくださる神様を探く知ることができますように。

 

(366日元気が出る聖書のことば 岩本遠億)