Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

全員をではなく、誰か一人を大切にする

   全ての人を自分より優先することはできないかもしれない。 しかし、誰か一人の人を自分より優先することはできるかもしれない。全ての人に仕えることはできないかもしれない。 しかし、 誰か一人の人に仕えることはできるかもしれない。
 私たち一人一人に託された一人の人を大切にする。 キリストは、 それを求めておられるのではないだろうか。
 「タラントの譬」 で、キリストは預けた一タラントを土に埋めて隠した僕を罰せられた。私は、 この一タラントは、 一人の人だと理解している。 テキスト構造がそれを示唆しているからだ。
(譬の後にその解説が続くのは、キリストの他の譬え話にも見られるテキスト構造だ。)
 キリストから託されたキリストの宝である一人の人、それは誰か? 私は、 その人を土に埋めなかったか? その人に仕えることができたか?
 キリストは言われた。「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」 (マタイの福音書 )
 キリストが与えてくださった隣人がいる。 キリストがその中に愛を注いでくださった。 この愛に生きよと。

 

(366日元気が出る聖書のことば 岩本遠億)