Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

卑しめられたからこそ

  「静けき河の岸辺を」(「安けさは河のごとく」)を作詞したホレイシオ・スパフォードという人がいます。彼は、突然自分と家族に降りかかった悲劇の中、役員を務めていた教会からの根拠のない断罪という辱めを受け、アメリ力を去り、伝道者ムーディの活動に参加するためイギリスに渡ることにしました。しかし、妻アンナと娘四人が乗った船は大西洋で鉄の帆船に衝突され、沈没。妻アンナだけが助かり、娘4人を失うという悲惨に見舞われます。
 しかしどん底まで低められ、卑しめられたホレイシオに神が語りかけました。It is well with my soul.( 私の魂については、大丈夫なのだ。)この魂を守ってくださっているお方がいる。
 スパフォード夫妻は、その後、エルサレムに移住し、その地の平和のため、また貧困に苦しむ人々のために活動を行います。彼らはホテルを始めるのですが、それは今も東エルサレムにあるアメリカン・コロニー・ホテル American Colony Hotelです。料理に定評がある一流ホテルで、今もスパフ寸ード夫妻の子孫が運営しています。
 人生の悲劇がなぜ起きるのか。それに対する答えは与えられないかもしれません。しかし、そこを訪れ、共に悲劇を潜り抜け、再び立たせてくださる神がいるのです。背負ってくださる神がいるのです。

 主は、私たちが卑しめられたとき、私たちを御心に留められた。その恵みはとこしえまで。(詩篇136:23)

 

(366日元気が出る聖書のことば 岩本遠億)