Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

倒れたものが命を吹き返す時

 2018年10月初旬の台風25号の暴風で、私の家のバラのアーチが倒れ、バラの木も一緒に倒れました。根は切れ、地表に出ていました。
 アーチを立て直し、根を土の中に戻し、バラの蔓は短く切り戻しましたが、根がかなりダメージを受けていたので、駄目かもしれないと思っていました。しかし、その後、新しい芽を出し、瞬く間に枝を仰ばしました。木の生命力の強さに驚かされます。
 聖書は言います。「木には望みがある。たとえ切られても、なお新しい力を得、その若枝は絶えることがない。……しかし、人間は死ぬと、倒れたきりだ。人は、息絶えると、どこにいるのか 。……あなたが呼んでくだされば、私は答えます」(ヨブ記 14章)。
 木の望みは、本の中にある命にある。しかし、人の望みは、神だけにあると。死んでしまった者も、神に呼びかけられると命を芽吹かせ、甦る。倒れた者は、神の声を聞いて立ち上がるのだと。
 倒れて、自分のカで立ち上がれなくなる時があります。自分の中に希望を見いだすことができなくなる時があります。
 しかし、そんな私たちに声をかけてくださる神がいるのです。神の声を聞く時、自分の命ではない命が私たちの中で生き始める。自分の命ではない。 この方の声が私たちの望みなのです。

 死人が神の子の声を聞く時が来ます。今がその時です。それを聞く者は生きます。(ヨハネ福音書5:25)

 

(366日元気が出る聖書のことば 岩本遠億)