ヘブル人の文化は罪という主題に関してある種の強迫観念を持っているように思われます。彼らがそれを強調するのは、別に彼らが特異な傾向性を持つ民族だからというのではなく、私たちよりもはっきりと見る目を持っているからです。彼らの視点から見ると、罪が神から人を引き離したのです。創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記の五書は、罪が神と人との関係を破壊したと教えています。この見解はシンプルで革新的なものです。
旧約聖書は、人が罪を犯すなら神との関係が切断されてしまうことを非常にはっきりと語っています。エデンの園にいたアダムとエバは、神から彼らが望むものは何でも食べてよいと言われていました。エデンは彼らが喜び楽しむように作られた場所でした。しかしそこには食べないように指示された木が一本だけありました。その禁じられた木、善悪を知る知識の木はサタンが用いたわなとなり、人間を罪の世に陥れる原因となってしまいました。そしてここから人類の歴史が綴られていきます。神はエデンの園から、そしてご自身の臨在からも二人を追放されたのです。アダムとエバは自分たちが望んだものは手に入れましたが、なくてはならないものを失ってしまいました。これが罪の記録です。
私たちは切実に神を必要としています。この方からすべての善、真実、公正が流れ出るからです。あらゆる良いものは神ご自身を起源としており、主のもとで保持されなければなりません。さもないと、それらは堕落し腐敗してしまうでしょう。神の臨在から離れて、良いものを保ち得るという選択肢はありません。神を離れて良いことは何一つないからです。
The Hebrew culture seems to have had an obsession with the subject of sin. They emphasized it not because they were a morbid people, but because they saw much more clearly than we see. From their perspective sin separated the sinner from God. The Pentateuch teaches that sin destroys one’s relationship with God. It was just that simple and that radical.
The Old Testament is very clear that when people sin, it cuts them off from God. Adam and Eve in the Garden of Eden were told by God to eat anything they wanted. Eden was intended for their pleasure and enjoyment; there was only one tree of which they were instructed not to eat. The forbidden tree, the Tree of Knowledge of Good and Evil, was the snare Satan used to cause humanity to enter into a world of sin. The rest of the story is history. God banished Adam and Eve from the garden and from his presence. They got what they wanted, and they lost what they needed. This is the story of sin.
You and I desperately need God. From him flows all that is good, true, and right. All good has its origin in God himself, and it must be maintained in him or else it will become defiled and corrupt. We do not have the option to take the goods and separate them from his presence. There is no good away from him.
（エマオの道で デニス・キンロー ／This Day With The Master, Dennis Kinlaw ）
