Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

教会を赦す

 人々か教会に傷つけられた時に起こる誘惑は、教会を拒絶しようとすることです。けれども教会を拒否するなら、生きておられるキリストと繋がって生きることは非常に難しくなります 「イエスは好きだけど、教会は嫌い」と言う時、私たちは教会ばかりかイエスをも失うことになります。 私たちに問われているのは、教会を赦すことです。この課題が容易なものでないのは教会が公式に私たちに赦しを求めることはめったにないからです。私たちの間にあって生きておられるキリストである教会が、私たちに赦しを与え続ける一方で、過ちを犯しがちな人間の組織である教会は、私たちの赦しを必要としているのです。
 教会は「向こうにある」といったものではなく、喘ぎもがく弱い人々からなる共同体です。私たちはその一部であり、その人々のただ中で、主であり救い主である方に出会っています。教会をこのように考えることが大切です。

 

(今日のパン、明日の糧 ヘンリ・ナウエン)