キリストの体である教会にはいろいろな顔があります。祈り、礼拝をささげる教会。教えと癒しの言葉を語る教会。私たちを罪から清め、主の食卓へ招き、愛の契約によって私たちを一つに結び、宣教の働きへ送り出す教会。私たちが病気にかかった時や死に臨む時、油を塗り、支えてくれる教会。生きる意味を探し求め、絶えず支えを必要とする私たちの道連れとなってくれる教会。私たちが指導者として仰ぐ人々からはこのような顔のどれも、見えてこないかもしれません。けれども、イエスは私たちの教会の中で私たちのところへ来られると一途に信じて生きているなら、思いもかけない場面や人々の内に、教会のいろいろな働きを見出すことでしよう。
私たちが心からイエスを愛しているなら、イエスは私たちが一番必要なものを与えてくれる人々を送ってくださるでしよう。その人々こそ、私たちの霊的な指導者にほかなりません。
（今日のパン、明日の糧 ヘンリ・ナウエン）
