Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

教会の二面性

 教会は聖であると同時に罪深く、しみ一つないのと同時に汚れています。教会はキリストの花嫁です。キリストは教会を清めの水で洗い、「しみやしわやそのたぐいのものは何一つない、聖なる、汚れのない」 (エフェソ5:4)ものとしてご自身のもとに迎え入れたのでした。しかしまた、教会は罪深く戸惑い、苦しみ悶える人々の集まりです。これらの人々はたえず肉欲と貪欲の力に誘惑され、常に対立と競争とに巻き込まれています。
 教会は一つの体であると言う時、私たちは、洗礼と聖餐を通じてキリストの似姿とされた傷のない聖なる体のことだけを話しているのではありません。教会のメンバーである人々の傷ついた体のことも心に留めています。このような二つの考え方、言い方の両方を大切にする時に初めて、私たちは教会において、イエスに真に従う者として生きることができます。

 

(今日のパン、明日の糧 ヘンリ・ナウエン)