Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

信ずるとは?の中身が凄すぎる

 何世紀にもわたって教会がしてきたことは、批判的な人であれば誰でも教会を去ろうと思わせるに十分でした。暴力をほしいままにした十字軍、ユダヤ人虐殺、 権力闘争、 抑圧、 破門、 処刑、 人々や思想をあやつり、 分裂を絶えす繰り返してきた歴史であり、 それは実に目も当てられないほどひどいものです。
 これが、 神のみ言葉と神の癒しである愛のサクラメント(秘跡)を、 そのいのちの中心に置く教会と同じものだと信じることができるでしょうか。あらゆる傷ついた人々のただ中にあって、 教会がキリストの傷ついた体を、永遠のいのちの糧としてこの世界に差し出していることに信頼を寄せられるでしょうか。 罪が増したところには恵みはなおいっそう満ち溢れ、 約束が繰り返し反古にされたところに、 神の約束は揺るぎなく生き続けていることを受け入れられるでしょうか。信じるとは、これらの問いかけに「はい」 と答えることです。

 

(今日のパン、明日の糧 ヘンリ・ナウエン)