Balten Seijin の今日のひとこと

いくつかの霊想書の中からその日のお気に入りを載せます

受肉は人類を死から解放した

  神がイエスにおいて人となられたことを通して、人類全体の体が神のいのちによって覆われました。これが受肉の神秘です。私たちのいのちははかなく、いずれは死ぬことが定められています。けれども、エスを通して神が私たちの弱く死を免れない生を共にされてから、死はもはや私たちを決定的に支配するものではなくなりました。いのちは勝利に満ちたものとなりました。パウロは次のように書いています。「この朽ちるべきものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なないものを着るとき、次のように書かれている言葉が実現するのです。『死は勝利にのみ込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか 死よ、お前のとげはどこにあるのか』」 (Ⅰコリント15:54〜55)。エスは私たちの存在から死という宿命を取り払い、私たちのいのちに永遠の価値を与えてくださいました。

 

(今日のパン、明日の糧、ヘンリ・ナウエン)